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和文化体験道場「つまみ細工」

7月の和文化体験道場のテーマは「つまみ細工体験」を開催しました。

皆さん、「つまみ細工」という言葉を今までお聞きになったことがありますか?

舞妓さんが付けている簪(かんざし)に使われている技法と言うとイメージしやすいでしょうか。

日本の伝統文化の一つですが、「つまみ細工」は京都生まれ、東京育ちです。

「つまみ細工」は200年以上の歴史があり、女性たちの趣味として楽しまれていました。

その後、徐々に広まっていき、現在では専門書が本屋でも売られています。

最初は「ちりめん細工」でしたが、現在は「つまみ細工」として出版されています。

かつては、女学校の専門学科で教えていた時代もありました。

現在は東京都の伝統工芸品にも指定されている伝統文化です。(登録名称:江戸つまみ簪(かんざし))

針や糸、ミシンなどは使わず、糊(のり)とピンセットだけでできます。

最近では人気が復活し、100円ショップでも材料が売られており、より身近に感じることができます。

作る際も糊とピンセットだけでできるため、当道場の和文化体験でも今回で第3回目を数える人気のプログラムです。

過去には「サンタクロース」と「お月見」を制作しています。

キレイな「朝顔」がたくさん咲いてます。

どれも少しずつ違い、個性が出ていますね。

ここから今回の作品は夏の風物詩である「朝顔」を作っていきます❗❗

つまみには「丸つまみ」と先が尖った「剣つまみ」の2種類があります。

今回は「丸つまみ」という技法で朝顔の花を2つ作っていきます。

材料はこちらです。

”朝顔を引き立てる色はどの色で、どの模様がいいかな???”

”朝顔の色を2色選ぶのも迷うな・・・。”

”この色かな?この色もいいかな?”

”あ、推しの色でもいいかも!!!” (テンション上がるしね!!)

両面テープに糊、ピンセット、ハサミを忘れずに。

十人十色で素敵な「朝顔」が咲きますように❗❗😀

空いてる部分を上にして、半分に折りたたみ、

辺の部分に糊付けし閉じます。

丸みのあるふっくらとした、丸つまみができます。

10枚をここまで作りましたが、本当に朝顔になるのかな?

まだ、想像が出来ない🤔🤔🤔

次の工程で最後のひっくり返す時は気を付けないといけないな。

先生が配ってくれたカップ(緑色の)に貼り付けていきます。

カップ2本と葉っぱ1本と弦1本がセットになります。

ここは細かい作業になるので少し緊張です。

でも、少しずつ朝顔の形になってきています。

朝顔とつぼみと葉っぱのバランスを考えながら

組み合わせていきます。

花を前につぼみは上の方に?

花とつぼみを横並び?

色々と組み替えながら、まとめてフローラルテープで巻きます。

朝顔は格子に貼るとすぐに取れてしまうので、必ず台紙に貼り付けます。

しっかり朝顔が付いたら、立てて全体のバランスを見ながら、朝顔の位置などを確認します。

少し朝顔を前に出したり、弦(つる)を少し伸ばしてみたりと調整。

ここまでで約60分の行程でした。

最初は丸つまみからどのようにして、朝顔の花びらになるのか想像できませんでしたが、途中の丸つまみをひっくり

返したところから少しずつ花びらに見えてきて、安心しました。

実際に体験して納得しました!!

夏の時期に合わせて向日葵やホウズキ、金魚、スイカなど

いろいろな作品があります。

使用している生地は「ちりめん」と言われる生地が使われています。

布の色を変えたり、丸つまみと剣つまみの組合せで、他にも色々な作品を作ることができます。

最初は買ってきた材料で作ってみたり、着なくなった服やハンカチの布地で作ってみるのもいいかもしれません。

「つまみ細工」は意外と身近にあります。

簪(かんざし)や櫛(くし)、小物アクセサリー、お部屋のインテリアなど気軽に取り組みやすい和文化です。

また、外国人へのプレゼントやお土産にも最適です。

是非、色々な作品を見て、触って、オリジナル作品を作ってみてください。

今回、講師をしてくださった竹内綾先生は豊田市よりお越しくださいました。

独学で「つまみ細工」を勉強され、現在は幼稚園や介護施設、各地でワークショップを開かれています。

とても貴重な時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。

みなさんもお疲れさまでした!!

次回は「和太鼓体験」です。

和太鼓の音を全身で感じて楽しみたいですね。

ぜひご参加くださいませ!!

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